橋立・山代にて
お式に参列できなかった実家の父に報告方々みんなで山中温泉へ
あちらへ出掛けると実家へ行くことになり以外に他所を知らない
今回はいい機会
帰省の渋滞ナシで早めの到着となり橋立・山代を経由して山中温泉へは三時過ぎ入った
以前は北前船で賑わった橋立は今はズワイガニの水揚げで有名
橋立産はブランドとして一杯3万円もの金額に目を丸くする
到着したのはお昼過ぎ
大きな魚屋さんの横に“まかない”仕様で魚料理を頂けるコーナーがあり
お刺身はもちろん煮貝、鯛・メギスの塩焼き笹ガレイのから揚げなど思い思いのお皿を手にしてご飯セットと共にテーブルへ運んで食す
素朴な献立であるだけに食材の新鮮さが際立ちとても贅沢!(あまりに夢中で画像撮り忘れ)
山代へは私のわがままを聞いてもらって
以前から気になっていた須田菁華へ
九谷焼の窯元で繊細な細筆での絵付けが素敵
北大路魯山人が初代菁華の元で学んだことでも有名らしい
残念ながらお店は年末でお休み
ガラス越しにギャラリーしてきました
玄関には魯山人が彫った看板が掛けられていた
近くにポケットパークのような整備された所を
見つけ覗き込む
『はづちを楽堂』と名付けられた施設は加賀市が建設しNPO法人で運営しているようで
地元作家さんのギャラリーだったりカフェだったりが
紅柄格子の中にあって風情がある
「魯山人の器」というパンフレットが置かれていて
一年間暮らした別荘が近くに公開されていると知りそちらへも行く
ギャラリーの床暖房の優しいぬくもりにホッとしていると
「お茶を入れましたのでどうぞ」と苔むした庭が見える窓辺へ案内された
お茶には小さな羊羹も添えられて
「このお茶碗は須田菁華さんのなんです」と…
先ほどお店がお休みで手にすることが出来なかっただけに感激!
時雨に濡れたお庭を見ながら
思い切りのいい大胆な印象のある魯山人が
この繊細な風景の中にいたことを不思議に思う
思いがけずゆったりした時間を過ごして山中温泉へ向かった
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